気になる症状があるなら精神病診断【診断の見極めが難しい病気】

薬物治療を中心に

悩む女性

こだわりすぎない

精神病は遺伝的な要素や器質的要素がストレスなどの心理的要因によって発病する病気です。統合失調症以外には、双極性障害と診断された場合のみ精神病ということになります。統合失調症の場合、自分が心の病気であるという病識がないため、病気であることを指摘すると反発することがあります。そのため、統合失調症と診断された場合、治療にはどうしても入院する時期が必要です。加えて、治療自体は長期的に行っていかなければなりません。薬物治療を行いますが、その効果があがり、症状が改善されれば、通院治療も可能です。実際に、そうしたスタイルで治療をしているという人も、少なくありません。統合失調症では、自分の人格が荒破しているときは、幻覚や妄想が続いたり、他人の言うことが全く理解できなくなったりしますので、心理療法は重症の場合は適用されません。ですから、薬物治療が中心です。幻覚や妄想をしっかりと抑えて、現実感を取り戻す治療が全てですので、現状では有効な治療法は薬物治療のみになります。症状や病態によっては、通電両方などもありますが、ベースは薬の服用ということになります。精神病である統合失調症は、およそ100人に1人の割合で発症するといわれ、日本国内の喘息患者と同等の数です。精神病に限らず、精神疾患というのは、判断が難しいものも多いです。A病院ではうつ病、B病院では統合失調症と診断されることもあります。これは、統合失調症や気分障害の症状には共通するものが多く、受診のときにどの症状が目立ち、どこに医師が着目したかで診断名が変わることもあるからです。精神科の診断には、ある意味、誤診という言葉は存在しないともいわれます。一方が、正しく、他方が間違っていると考えるのは、有益ではありません。診断名はもちろん大切ですが、精神病と診断されたということに、こだわりすぎないことが大切です。また、受診したときには、いくつかの病気が混在していることもあります。統合失調症と気分障害が混ざる、統合失調感情障害というものもあります。その場合、統合失調症ともう一つの精神病である双極性障害の薬を両方処方することもあります。そのため、病気の名前よりも、症状を和らげていくことに専念することが重要です。